ウインザー効果：第三者のウワサがあなたの魅力を2割増しにする

「気になるあの人に意識してもらいたい！」「でも、あからさまに好意を出すのはちょっとな…」と悩んでいませんか？

そんなあなたには、「ウインザー効果」という心理学テクニックがオススメです。ウインザー効果とは、「本人がアピールした情報よりも、第三者から聞いた情報の方が信頼しやすい」という心理のこと。

自分の力を使わなくてもターゲットが自然とあなたに接近してくるため、今までふり向いてくれなかった人をふり向かせることだってできちゃいます。

ここでは、そんなウインザー効果の具体的な使い方や注意ポイントをご紹介。気になる人を振り向かせたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ウインザー効果とは？

ウインザー効果とは「本人からの情報よりも、第三者から聞いた情報の方が信頼しやすい」という心理のこと。

分かりやすく説明するために、例を用意してみました。

次のAとBのうち、どちらの方が先輩の印象がよく見えますか？

おそらくBですよね。

Aのように先輩本人が自分のことをアピールしても、「本当にそう思ってるの？」「何か企んでるんじゃ…」とイマイチ信用できません。しかし、同僚から聞いた先輩の情報なら「本当かも？」「どんな話してるんだろう…！」とすんなり受け入れてしまいます。直接言われてないからこそ、さまざまな想像が働いて先輩のことを気にするようになりますよね。

このように「本人がアピールした情報よりも、第三者から聞いた情報の方が信頼しやすい」というのが「ウインザー効果」です。

※口コミサイト「食べログ」でも、ウインザー効果は使われています。食べログでは、「口コミ＝情報」のみで評価されていますよね。「こんな口コミがあるなら美味しいだろう」とお店選びに困らないので、利用者が増え続けているのです。

ウインザー効果はビジネスの場面ではもちろん、恋愛の場面でも大活躍してくれます。自分から相手に気持ちを伝えるのではなく、「〇〇さん、あなたのことが気になってるみたいだよ」と友人を経由して相手に伝えることで、あなたのことを相手に意識させるわけですね。

それでは、具体的にどうやって使うべきなのか見ていきましょう。

ウインザー効果の使い方

ウインザー効果を恋愛で使うときには、次のような順序で行いましょう。

• 共通の友人にお願いする
• 最初は自分の長所を伝えてもらう
• 「好意」を伝える

それぞれ順番に見ていきます。

共通の友人にお願いする

ウインザー効果を使うときは、まず信頼できる友人にウワサを流してもらうようにお願いしましょう。とくに気になる人とあなたの共通の友人だとベスト。スムーズにあなたの情報が相手に届きやすくなるからです。

「わざわざお願いするなんてわざとらしくないかな…」と思うかもしれませんね。でも直接お願いをすると、相手に伝えたい情報の内容もコントロールできるのでオススメなのです。また、自然の流れに任せるよりも確実にウワサを届けることができるので、時間をかけずに行動に移せます。

「どうしてもお願いするのはちょっとムリ…」という方は、その共通の友人たちに対して親切に接すると良いでしょう。そうすると「〇〇さんにお願いしたら快く手伝ってもらえたよ」「あ、私も！」という具合に、自然とあなたの情報が相手に届きます。

ウインザー効果の要は、ウワサを広めてくれる「第三者たち」です。「別に本人じゃないし」とぞんざいな扱いをしていると、すぐ相手の耳にも入ってしまいますよ。

最初はあなたの長所を伝えてもらう

友人に協力してもらえるのであれば、最初はあなたの長所を相手に伝えてもらいましょう。長所を伝えることで、相手にあなたがどんな人なのかアピールすることができます。

例えば「〇〇さん、いつもお弁当作って体調管理してるんだよ」「やっておかなきゃいけないこと、いつも先回りしてくれてるんだよね」「しんどいとき、いつも気づいてくれるんだ」と、友人の目線でさりげなく長所をほめてもらうのがベストです。

「近くにいる友人が言うんだから間違いないんだろうな」と相手も少しずつ意識しはじめますよ。

「好意」を伝える

長所の次は、友人に好意を伝えてもらいましょう。そのとき伝えるのは「好き」というストレートな気持ちではありません。「〇〇さんがあなたのこと優しくて素敵だなって言ってたよ」「気になってるみたいだよ」というような「好意」を表す内容にします。

「好き」という明確な言葉を使わないことで相手はさまざまな想像をしてしまい、あなたのことをもっと意識するようになるからです。

他にも、共通の友人の前で相手への気持ちをさりげなく漏らすのも良いでしょう。あなたの気持ちがウワサとなって、自然と相手の耳に届きますよ。

ウインザー効果を使うときに注意するべき4つのポイント

それでは、ウインザー効果を使うときはどのようなことに気をつけるといいのでしょうか？

1.デート本番で失敗するとやり直しがきかない

ウインザー効果を使うと、デート本番で失敗するとやり直しがききません。なぜなら友人を経由して情報を手に入れている分、あなたに大きく期待してしまう傾向があるからです。

ウワサで聞いたイメージが良ければ良いほど、いざデートしたときに魅力を感じられなかったら「結局ウワサだったのか」とかなり評価が下がってしまいます。すると、もう意識してもらうことはできません。

ウワサの力はとても強いもの。使うのなら覚悟して、自分磨きにも力を入れましょう。

2.悪いウワサの方が早く広まるので注意

ウインザー効果では、良いウワサよりも悪いウワサの方が早く広まるので注意しましょう。ことわざでも「悪事千里を走る」というように、悪いことをすればあっという間にみんなに知れ渡ります。クラスやサークル、会社の中のように狭い世界ならなおのこと。

せっかくウインザー効果を使って良いイメージを広げようとしても、すぐに悪いウワサに飲まれてしまいます。

普段から、人と接するときには親切な態度でいるように心がけましょう。

3.友人選びに気をつけよう

ウインザー効果を使うときは、協力してもらう友人選びにも気をつけなくてはいけません。「誰でもいいや」といい加減に選んでしまうと、次のように大変なことになってしまうことも…。

• 実はその友人も相手のことを気に入っていて、悪口を言われていた
• 最初は気にしてなかったけど、あなたのことを伝えるために話しているうちに恋心を抱いていた

このような悲劇を避けるためにも、友人選びは慎重にしましょう。

4.すぐに効果が出るとは限らない

ウインザー効果は、すぐに効果が出るわけではありません。口コミと同じで、だんだんと効果が出てくるものです。そのため「しばらく経ったけど、ふり向いてくれないな」「相手に好きな人ができたらどうしよう」と思い通りにいかず心配になることもあります。

でも、そのまま焦って告白しても「あなたのこと良く知らないので…」と断られてしまう可能性が高いです。

そこでウインザー効果を使うときは、「基本的には長期戦」と思うようにしておきましょう。あらかじめ効果が出るまで時間がかかることを知っていれば、落ち着いて行動できます。

相手に意識してもらうためにも、とにかく焦らないことが大切です。

手っ取り早くウワサを広めたいときは？

でも「じれったいことなんてできない！」「もっと早く効果を出したい！」と思うかもしれませんね。

そんな場合は、数名で話をしているときがチャンスです。「どんな人が好きなの？」という話題になったときに「私は〇〇さんみたいな人がタイプです」と言ってしまいましょう。

確実に「〇〇さんが好き」と言っているわけではないので、「〇〇さん本人が好きなのか」周りの人は判断できません。でもウワサの種としては十分です。すぐに相手の耳にも届くでしょう。

まとめ

気になる相手から意識してもらう心理学テクニック「ウインザー効果」を紹介してきました。

ウインザー効果は、友人にあなたの長所や気持ちをアピールしてもらうことで、気になる相手にあなたのことを意識してもらうというものです。うまく利用すれば、今まで全くふり向いてくれなかった人をふり向かせることもできます。

ただし、良いウワサよりも悪いウワサの方が早く伝わりやすいもの。そのため、友人たちにも親切な態度でいることを忘れないようにしましょう。

効果が出るまでに時間もかかりやすいので、焦らずじっくり取り組むことも大切です。

ぜひウインザー効果を利用して、気になる人と素敵なカップルになってくださいね。

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