「好きな人と友達にはなれるのに、恋人にまで発展しない…」「デートまでやっとこぎつけたのに、なんで友達以上になれないんだろう?」と悩んでいませんか?
そんなあなたには、「スリーセット理論」という心理学テクニックを使うことをオススメします!
スリーセット理論とは、人が印象を決めるときに表れる心理のプロセスのこと。
「デートのときに見られるポイント」が分かるため、気になる人と恋人になれるデートを演出できるようになります。
気になる人がいる方は、ぜひ読んでみてくださいね!
<目次>
3回目までのデートで人の印象は決まる
スリーセット理論とは、「人は相手と会ってから3回目までに相手の印象を決定し、固定された印象は変化しない」という心理学理論のことです。
具体的にいうと、次のように相手の印象を決定します。
- 1回目:主に見た目によって、第一印象を決める
- 2回目:1回目の第一印象を確認し、内面を評価する
- 3回目:1回目と2回目の印象を確認して、固定する
相手の印象を固定した後は、それ以上会ったとしても印象を変えることはできません。そのため、2回目のデートまでに「友達でちょうどいいな」「恋人としてはどうかな」と判断されてしまうと、友達以上の関係になるのは難しいのです。
「2回目までなんて厳しすぎる!」「見た目なんて、結局顔か…」と思うかもしれませんね。でも、しっかりポイントを押さえておけば、デートをするだけで恋人になれる確率はグッと高まります。
ここからは、1回目、2回目、3回目のデートでそれぞれどんなことに気をつければいいのか見てきましょう。
1回目のデートでは、外面を重視しよう
まず1回目のデートでは、外面を重視しましょう。外面とは、第一印象のこと。第一印象は出会って「数秒」で判断されます。
じっくりジャッジするわけではないため、外面をおろそかにすれば一瞬で「この人は恋人としてないな」「友達で十分だな」と判断されてしまうのです。
心理学者「アルバート・メラビアン」によると、第一印象は次の3つで成り立っています。
- 視覚(服装や髪型、表情、しぐさ)
- 聴覚(声のボリューム、トーンやスピード)
- 言語(言葉づかい、会話の内容)
さらに、この3つの要素がそれぞれどれくらい相手に印象を与えるのか調べてみると、次のような結果になりました。
- 視覚:55%
- 聴覚:38%
- 言語:7%
このように、第一印象で一番見られているのは「身だしなみ」や「話をしているときの表情や話し方」で、話した内容はほとんど相手に影響を与えていないのです。
それでは、ここからは第一印象を良くするための具体的な方法を見ていきましょう。
視覚情報「身だしなみ、髪型、表情、仕草」を改善しよう
第一印象を良くするには、まず「視覚」に注意しましょう。服装や髪型は清潔にすると、身だしなみがしっかりした人に見られます。また、何よりも好印象を与えるのは笑顔です!笑顔で話をすることで「あなたと一緒にいて楽しい」と伝えることができます。
他にも肘をついて話したり、イスにもたれかかった姿勢だと「だらしなさそう」「ガサツだな」と思われることも。背筋はピンと伸ばして、相手の話を聞くときは少し前のめり気味になると「興味を持ってくれてるんだな」と好印象を与えることができますよ。
聴覚情報「声のボリューム、トーンやスピード」を改善しよう
次に、聴覚情報を改善してみましょう。聴覚情報と聞くと「自分の声に自信ないからなぁ…」「あまり自分の声好きじゃないんだよね」と思うかもしれませんね。
でも聴覚情報では「声の良さ」はあまり関係ありません。どちらかといえば、声のボリュームやトーン、スピードなど「話し方」が関係しています。聴いていて落ち着く声の大きさや、テンポが良く臨場感のある話し方をすれば、自然と話に引き込まれやすくなるからです。
とはいえ、「自分の話し方」を確かめる機会ってなかなかありませんよね。そこで、近くに聴きやすい話し方をする人がいたら、積極的に話し方をマネしてみましょう。
また、自分でビデオに録音して聴いてみたり、友人や家族に協力してもらって練習するのも良いですね。
言語情報「言葉づかい、会話の内容」を改善しよう
最後に言語情報を改善しましょう。他の2つより相手に与える影響の比率は低いものの、ないがしろにしてはいけません。
「でもお笑い芸人じゃないのに、おもしろい話なんてできないよ」と思うかもしれませんね。おもしろい話ができるのは確かに武器になります。しかし、話の内容は聴覚情報である「話し方」でおもしろくすることは可能です。
そのため、最低限言葉づかいに気をつければ良いでしょう。例えば、初対面なのにいきなりタメ口で話したり、悪気はなくても「バカ」「あほ」などの悪口や下品な言葉はNG。せっかく視覚や聴覚をクリアしたのに、全てゼロになってしまいます。
本当に仲良くなるまでは、敬語や丁寧な言葉で話すことがポイントです。
「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」この3つに気をつけていれば、初対面でマイナスイメージを与えることはないでしょう。
1回目のデートでオススメの場所
1回目のデートでは外見や表情、話し方に注意が向くため「会話の内容」に大きな影響を受けません。そのため、最初のデートではずっと笑顔で話せるように「話題が自然と出てくる場所」へ行くのが良いでしょう。
例えば、次のような場所がオススメです。
- 映画館
- 水族館
- 動物園
- 遊園地
- お祭り(季節のイベント)
映画館デートでは、会話がなくても映画が雰囲気を盛り上げてくれます。映画が終わったらお互いに感想を言い合えるので、自然と自分らしく会話できますよ。水族館や動物園も同じように「クラゲってこんなに小さいものもいるんだね」「笹を食べてるパンダって、のんびりしてて癒されるよね」など、話題が豊富です。
このように自然と話題が出てくる場所でデートをすると、最初でも雰囲気の良いデートになりやすいでしょう。
それでは2回目のデートでは、何に気をつければいいのでしょうか?
2回目のデートは、言葉づかいや行動、会話に気をつけよう
2回目のデートでは、言葉づかいや行動、会話に気をつけてデートしましょう。なぜなら「1回目のデートで感じた第一印象は正しかったか」確認するために、内面をチェックされるからです。
例えば、1回目のデートで「ずっと笑顔で明るい人だな」と思ってもらえていたのなら、カフェやレストランなどのお店に入ったとき、店員さんに笑顔で注文するなどイメージを崩さないようにしましょう。
もし、1回目のデートで失敗したなと思ったら
中には、「何とか2回目のデートをしてもらえるようにできたけど、絶対変なイメージ与えちゃった」と落ち込むこともあるかもしれません。
でも大丈夫。2回目のデートの約束ができたのなら、1回目のデートで失敗してもギリギリ挽回するチャンスはあります。
2回目のデートで第一印象を変えるのに必要なことは「ギャップ」です。1回目とは違ったあなたを見せることで、第一印象をガラッと変えます。
例えば、初めてのデートで緊張してうまく話せず無口になってしまったときは、2回目のデートで積極的に会話をするようにしましょう。「無口だと思ったのに、たくさん会話の引き出しがある人だな」と思わせることができます。
また、1回目のデートでの会話の内容や、相手の好きなものを覚えておくのも好印象を与えるポイントの一つ。「この前〇〇について話してましたよね?あれってそういえば…」と会話の引き出しを増やせるからです。
自分の話や好きなものを覚えてくれているというのは、誰でも嬉しいもの。「何気ない一言だったのに覚えてくれたんだ」とプラスのイメージを与えることができます。
さらに、相手の好きなファッションが分かれば、相手の好みに合わせた服装でいくのもいいですね。
このように、1回目で失敗しても2回目のデートで挽回することは可能です。ただし、「やっぱり第一印象と変わらなかった」と思われてしまったら、それ以上の発展は望めません。
覚悟を持ってがんばりましょう。
2回目のデートでオススメの場所
2回目のデートは1回目のデートと違い、自分の内面が見られることになります。そのため、会話がしやすくてリラックスできる場所がいいでしょう。
- カフェ
- 公園
- ピクニック
- ショッピング
これらの場所だと会話の量も増えますし、生活感もあって好感度アップを狙えます。ゆったりとお互いのことを理解していきましょう。
それでは3回目のデートでは、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
3回目のデートでは、1回目と2回目のイメージを崩さないまま告白する
3回目のデートでは、思い切って告白しましょう!ただし、1回目と2回目のデートでのイメージを崩さないように告白するのが大切です。
3回目のデートをOKしてくれたということは、「1回目と2回目のデートでのあなた」に好印象を持っているということ。そのため、あなたのイメージと違った告白を演出してしまうと、告白に失敗してしまうことがあるのです。せっかく好印象を持ってもらえたのに、あと一歩のところで失敗してしまうのはとても辛いですよね。
そこで、今までのデートの確認をしてから「どんな告白にするか」考えましょう。
落ち着いたマイペースなデートだったら、「好きです。付き合ってください」というシンプルな告白がピッタリ。もしアクティブで派手なデートだったら、ロマンチックな雰囲気で告白するのもいいでしょう。
相手のことを考えずに自分本位の告白をしても、うまくはいきません。相手を思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。
3回目のデートでオススメの場所は?
3回目のデートでは、今までのデートを確認して決めましょう。先ほど説明したように、3回目のデートに来てくれるということは、1回目と2回目のデートでのあなたに好印象を持っているということです。
そのため、3回目のデートではそのイメージを崩さない場所を選ぶと良いでしょう。
例えば、お互いに気張らずリラックスしたデートだったときは、落ち着いた雰囲気のカフェや公園。ドライブで遠出したり、アクティブなデートだったときは、夜景がきれいなスポットや海もいいですね。
職場やサークル内恋愛のように、親しくなった後でも逆転は可能!
気になった人が職場やサークルの人だと「何回も会ってるからスリーセット理論は使えないよね…」と思うかもしれませんね。
実はそんなことありません。スリーセット理論は、相手とかなり向き合った上で成り立つ理論だからです。「上司と部下」や「同じサークルの友達」「先輩と後輩」として長い間過ごしたとしても、お互いにしっかり向き合った機会がなければ、強く印象を持つわけではありません。
そのため2人でデートする機会を作れたら、スリーセット理論を使って恋人になることは可能なのです。
もし気になる人が職場やサークルの人とのデートでスリーセット理論を使うときは、とにかく「新鮮味」を大切にして接するようにしましょう。
「毎日顔を合わせてるんだから、私のことも十分知っているだろう」とデートに臨んでも、関係が発展することはありません。何度も会っているからこそ新鮮さを大事にしないと、「職場と変わらないな」と思われてしまうので注意しましょう。
まとめ
恋人になるためのデートを演出できる「スリーセット理論」について紹介してきました。
スリーセット理論では、1回目、2回目、3回目のデートで次のように注意ポイントを変えることが大切です。
- 1回目:外見と話し方、言葉づかいに気をつける
- 2回目:言葉づかい、会話の内容に気をつける
- 3回目:1回目と2回目のデートのイメージを崩さない
「よし!恋人になれるようにがんばるぞ!」と気合いを入れるのは1回目と2回目のデートであって、3回目の告白のときではありません。
どんなにがんばっても、あなたの印象は2回目のデートまでに決まってしまいます。もし3回目のデートまで約束できたのなら、1回目の2回目のデートに好印象を持っているということ。そのイメージを崩さないように気をつければ、告白も成功しやすいでしょう。
ぜひスリーセット理論を使って、好きな人と素敵なカップルになってくださいね。
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